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2024年9月15日(日)京都教育大学・オンライン開催
研究大会(研究発表+第165回例会)
令和6年9月15日(日)オンラインにおいて研究大会(研究発表+第165回例会)が開催されました。研究発表・例会の内容は2024年機関誌秋号に掲載されます。

研究発表

大里修二 / 丹下聡子 / 赤嶺絵吏子・ 山内昌也・大城祥恵・ 嶺間心 / 岸久美子
2024年度研究大会(研究発表+第165回例会)が、京都教育大学・藤の森キャンパスで開催されました。初の京都大会はハイフレックス型(対面・オンライン)で 行われ、研究発表は、大里修二氏、丹下聡子氏・赤嶺絵吏子氏(山内昌也氏・大城祥恵氏・ 嶺間心氏)・岸久美子氏の会員による4つの研究が発表されました。

大里修二
 「音楽はあそび・ゆげ(遊戯)とじねん(自然) -繁下和雄の残したもの-」
丹下聡子
 「実践報告『日常的に音楽に触れるための環境作り』」
赤嶺絵吏子・ 山内昌也・大城祥恵・ 嶺間心
 「琉球古典音楽から生まれた首里城 -子どもと保育者の共主体による音楽鑑賞活動の記録-」
岸久美子
 「保育内容「表現」における創作活動」

子どもの音楽的素地を育むために -日本語の音楽性に着目して-

講師:岡林 典子 氏(大阪成蹊大学)

午後の部では、岡林典子氏による講義が行われました。

初の京都大会は大阪成蹊大学の岡林典子氏をお招きし、『子どもの音楽的素地を育むために -日本語の音楽性に着目して-』というテーマで講義をしていただきました。
日常生活の中から、日本語を基盤とした音楽表現に関して、乳児から幼児の音楽的表現や、日本の音楽的な特徴などのお話、京都の子どもたちの祇園祭の活動など、興味深いお話でした。

研究大会・例会の詳しい内容は、機関誌(2024年秋号)に掲載されます。

例会概要
日本の文化や社会の中で育つ子どもの音楽的素地を、乳幼児期から児童期への連続性を見据えて、いかに育むことができるでしょうか。 家庭や保育園、幼稚園での日常において、子どもたちは保育者の指導の下に歌を歌ったり楽器を奏でたりする場面だけではなく、生活場面で養育者や保育者、園の仲間とかかわって、声や言葉、体の動きをリズミカルに関連させて豊かに表現しています。 今回はそのような子どもたちの多様な表現を紹介したいと思います。急速な国際化が進む日本の社会の中で、日本語を母国語として身につけて育ちゆく子どもたちの未来に向けて、何を音楽的素地として育むことが大切であるのか、どのような内容や方法を工夫することができるのかを共に考えてみましょう。

■ 講師プロフィール
岡林 典子 氏(大阪成蹊大学)
富山県に生まれる。3 歳~10 歳までを兵庫県で、その後は大阪府で過ごす。神戸女学院大学音楽学部ピアノ科、家政学部児童学科卒業。神戸大学大学院教育学研究科修士課程修了。聖和大学大学院幼児教育学研究科博士後期課程単位取得退学、神戸大学大学院総合人間科学研究科博士後期課程修了。博士(学術:神戸大学)。京都女子大学教授を経て、現在、大阪成蹊大学教授。

主な著作物:
<単著>『子どもの音楽的素地を育むために-日本語と協同性に着目したプログラムの開発-』(一藝社 2024) 、『乳幼児の音楽的成長の過程-話し言葉・運動動作の発達との関わりを中心に』(風間書房 2010)<編著>山野てるひ・岡林典子・水戸部修治『絵本から広がる表現教育のアイデア』(一藝社 2018) 、他。