第163回例会は、様々な科学絵本の編集に携わってきた福音館書店の山中 真紀 氏 をお迎えし、オンラインで行われました。
『科学絵本』という分野の絵本をたくさん紹介、歴史、編集段階での試行錯誤のエピソードなどを交え、『科学絵本』の魅力を伝えていただきました。
子どもも大人もワクワクするような科学絵本を堪能した時間となりました。
※詳細は機関誌2024年春号に掲載されます
例会概要・講師プロフィール
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例会概要
子どもの本の専門出版社で、ノンフィクション分野を中心とする作品の編集に携わっています。著者の作品づくりに伴走し、その表現をかたちにして世に送り出すのが編集者の仕事です。その過程では、デザイナー、印刷所や製本所の方など、多くの方々にお力添えをいただきます。絵本づくりの舞台裏をちらとごらんに入れつつ、仕事をしながら気づいたことや、大切に思うことについて、お話できればと思います。
◇福音館書店と「科学書」について
小社は1952年創業、おかげさまで昨年70周年を迎えました。1966年に米国の科学絵本を翻訳出版し、その3年後、加古里子氏の絵本『海』を出版。以来、画家、写真家、研究者など多彩な著者を迎え、自然、遊び、工作、手芸、料理、芸術など、多岐にわたる作品を送り出しています。
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講師プロフィール
山中 真紀 氏 氏 (編集者:福音館書店 書籍編集部 科学書)
1991年福音館書店入社。営業部販売課の書店担当、月刊誌編集部「母の友」、書籍編集部「美術書」などを経て、2006年から現セクション。私立文系出身の科学書編集者として、見て、感じて、ときめく科学の本づくりを心がけている。
《主な担当書籍》
『地球を旅する水のはなし』(大西健夫・龍澤彩 文/曽我市太郎 絵)、『地球がうみだす土のはなし』(同著者文/西山竜平 絵)、『風の島へようこそ─くりかえしつかえるエネルギー』(ドラモンド 作/まつむらゆりこ 訳)こうじのえほん『こわす』『たてる』(サットン 文/ラブロック 絵/新谷祥子 訳)、かがみのえほんシリーズ『きょうのおやつは』他3冊(わたなべちなつ 作)『聞いて聞いて! 音と耳のはなし』(髙津修・遠藤義人 文/長崎訓子 絵)など。