音楽と子どもと田んぼ? 一体なんの関係が??
ホンモノの音楽を探す旅路の途中で出会ったものとは。
第162回例会では、打楽器奏者・植松透氏を招き、ータイコと田んぼと子どもたちーというテーマでお話いただきました。
ティンパニ奏者ならではのオーケストラのでの話から、自然の中で土と触れ合う農作、子育てについて、手作りの不思議な楽器を使った演奏など、多岐にわたる話を通じ、音楽の根本に触れることのできた2時間でした。
※詳細は機関誌2024年春号に掲載されます。
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例会概要
音を出すとは一体どういうことなのでしょうか。人はなぜ音を出すのか、その音に何を込めているのか。それは形を変えて言葉になったり音楽になったりするのでしょうか。オーケストラで使う打楽器はタンバリンやトライアングル小太鼓、子どもたちにも馴染みある楽器たちです。譜面に書かれた音符からどんな音を探すのか、どう音作りをするのか。子どもたちとの交流を通して、また大地に根付く稲作を通して、打楽器奏者の視点から音の世界を考えてみたいと思います。
講師プロフィール
植松 透 氏(NHK交響楽団首席ティンパニ奏者)
NHK交響楽団首席ティンパニ奏者。オーケストラ活動はもちろん、国内外の音楽祭・ワークショップに多数参加、ソリストとして武満やグラスの作品などN響とも度々共演、N響定期公演年間ベストソリストにも選出された。
幼児と音楽の関わりを打楽器の視点から捉える研究も長年続けており、主宰する「たいこ アンサンブル・トムトム」は全国の幼稚園・保育園や特別支援学校、被災地などで活動を展開する。
幼音研第100回定例会でも講演・演奏の機会をいただく。ピタゴラスイッチ、ムジカピッコリーノなどETVの教育番組にも数多く出演。コロナ禍での大友剛氏とのYouTube対談が好評(?)を博したらしく、最近では保育セミナー出演や保育誌の取材を受けたりと活動の幅が広がり多少困惑気味な今日この頃…。双子女子の父親10年目を迎えてこちらも困惑の気配(はまだありません!)。
現在は埼玉県ときがわ町の山あいに居を移し、豊かな自然の中で地域の人々や子どもたちとの交流を通して楽しく心豊かな音楽作りを日々模索してる。(稲作もしています…無農薬・手植え・手刈り!)