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2022年11月13日(日)オンライン開催
第158回例会

音を味わう絵本

講師:仲本 美央 氏
令和4年11月13日(日)オンラインにおいて第158回例会が開催されました。詳細は機関誌2023年春号に掲載されます。
158回例会は、仲本美央氏をお迎えし、『音を味わう絵本』という題目でオンラインにて行われました。

今回は絵本を通じて、
「人と人がふれあうこと」
「共有した時間を持つことの大切さ」
「絵本から広がる子どもたちの活動」
など、絵本をテーマにした実践や、貴重な記録動画を視聴させていただきながらお話をうかがいました。

『絵本の読み聞かせ』という言葉がよく使われていますが、仲本氏は『絵本を読みあう』という言葉で絵本の活動を表しています。読み手側の一方的な行為ではなく、絵本を通して、読み手と聞き手のコミュニケーションを大切に、言葉や感情を共に味わっていく楽しさが詰まった講義でした。
詳細は、次回の機関誌(2023年春号)に掲載されます。

例会概要
子どもは人ともに絵本を読みあう時、その絵本の内容だけではなく読む人とともにどのようなことを楽しめるのかという期待に胸を膨らませています。 それは、人それぞれが絵本の味わい方を互いに共有することによってさらに想像世界が広げていく可能性があるからです。
時には、その内なる想像世界を遊びへと発展させ、創造世界を生み出すこともあります。
当日は、絵本を通して音を味わい、楽しむ子どもたちの映像を中心にいくつかの保育現場の実践例を通して、絵本が子どもの育ちに与える影響について考えていきたいと思います。

■ 講師プロフィール
仲本 美央 氏(白梅学園大学・大学院 教授)
保育士・幼稚園教諭の養成する短期大学を数校経て現職。

主な研究分野は、保育現場や家庭における絵本を読みあう活動や子どもの言葉。
《出版物》
『発達心理学エチュード』(共著),川島書店,2006.
『保育内容シリーズ 言葉』(共著),一藝社,2010.
『保育実践 子どもと言葉』(共著),大学図書出版,2010.
『これで納得!福祉のお金』(編著),ぎょうせい,2010.
『子育て支援と保育ママ』(編著),ぎょうせい,2011.
『教育心理学エチュード』(共著),川島書店,2012.
『子ども支援の現在を学ぶ』(編著),みらい,2013.
『医療なくして子育てできず』(共著),早川書房,2013.
『絵本でつくるワークショップ』(編著),萌文書林,2014.
『絵本の読みあう活動のための保育者研修プログラムの開発』(単著),ミネルヴァ書房,2015.
『絵本から広がる遊びの世界』(編著),風鳴舎,2017.
他多数。