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2022年9月11日(日)オンライン開催
研究大会(研究発表+第157回例会)
令和4年9月11日(日)オンラインにおいて研究大会(研究発表+第157回例会)が開催されました。研究発表・例会の内容は2022年機関誌秋号に掲載されます。

研究発表

大里修二 / 丹下聡子 / 赤嶺絵吏子 / 當銀玲子
2022年研究大会と第157回例会が、オンラインで行われました。 研究大会では、大里修二氏、丹下聡子氏、赤嶺絵吏子氏、そして當銀玲子氏の4名の会員による下記各内容の研究が発表されました。

大里修二
 『エキゾチックな量子・保育 オリエンタルな量子・保育-古典力学と量子力学-』
丹下聡子
 『実践報告「サウンドスケープで音楽あそび」』
赤嶺絵吏子
 『絵本を活用したリトミックによる音楽あそびの開発』
當銀玲子
 『豊かな感性と表現する力を育むための援助のあり方~音を楽しむ活動から~』

第157回例会:子どもの感性と表現「音をあそぶ・音にあそぶ」

講師:吉永 早苗 氏


午後は157会例会として、吉永早苗 氏(東京家政学院大学)をお招きし、子どもの感性と表現「音をあそぶ・音にあそぶ」というテーマで講義が行われました。


身近な音に耳を澄ませることから始まる子どもたちの表現活動について、様々なお話をうかがい、子どもたちとの実践や、養成校の学生との実践動画などの貴重な動画もみせていただくことができました。

例会の内容は、午前中の研究大会のテーマともリンクし、最後の質疑応答では活発な意見交換が行われ、1日を通して子どもの表現について深い学びに繋がった研究大会となりました。

例会概要
「この色は、この音!」「同じ緑色でも濃さが違うと音が違うね!」これらは、色水の入ったペットボトルをピアノの周りに持ち込み、ピアノの音と色水とを合わせ遊ぶ子どもたちの会話です。
「蝉の鳴き声は鬱陶しいけど、風鈴の音は耳が気持ちよくなる!」と言うのは、夏の日の午後の子どものつぶやきです。音を感受し、それを言葉で表現したり新しい遊びを生み出したり。音から「いのち」の存在に気づくこともありますね。子どもが音を遊び、音に遊ぶ世界は、大人の想像を超えています。
当日は、こうした子どもの音感受の具体的な姿を皆さまと共有し、音を遊び、音に遊ぶ表現活動の広がり、豊かな音楽表現へのつながりを考えたいと思います。

■ 講師プロフィール
吉永 早苗 氏
ノートルダム清心女子大学、岡山県立大学を経て、現在東京家政学院大学教授・副学長。教育学修士(音楽)、博士(子ども学)

▽著書 単著に、『子どもの音感受の世界』萌文書林(2016)、『音からひろがる子どもの世界』ぎょうせい(2021)。 共著は、『共感覚から見えるものーアートと科学を彩る五感の世界』勉誠出版(2016)、『事例で学ぶ保育内容 領域 表現』萌文書林(2018)、『保育内容「表現」』ミネルヴァ書房(2019)、『保育専門職と保育実践-保育実習/保育内容の理解と実践』 全国社会福祉協議会 (2019)等。近年は、JMOOC『子どものこころの栄養からだの栄養』(2022共著)、IMETS Web『子どもの音感受の世界とその表現』(2021単著)等のe-learning教材も制作している。