第151例会は、打楽器奏者として活躍中の新谷祥子氏をお招きし、今回もオンラインでの開催でした。
Zoom では音声が拾いにくい打楽器ですが、事前に鈴木楽器のショールームをお借りして録画したワークの実践動画、新谷氏のオリジナル動画などを挟みながら、新谷氏がご自宅からリアルタイムで話をする形で進行しました。
『楽器の居場所』では、楽器に優しく、またとても使いやすい楽器の収納方法。『耳へのオススメ』では、打楽器が効果的に使われている映画音楽、クラシック、ロック、現代音楽を紹介。ジャンルを超えた打楽器の名曲を紹介。
カスタネットやタンバリン、鈴やトライアングルといった、どの保育現場にもある打楽器ひとつひとつに対してのアプローチをワークの動画実践を観ながら行いました。ひとつひとつの楽器への思い、主張、表現方法などがたっぷり詰まった講座で、カスタネットと見つめ合い、鈴が自ら語り出す… そんな時間となりました。
後半は、打楽器のパッド作りも行い、参加者が自分のパッドを制作。日本中から参加している会員のみなさま全員でリズムの世界を楽しみました。
■今回の講座の中で、たくさんの楽器を使用しましたが、鈴木楽器で開発・販売されているものです。
鈴木楽器HP
https://www.suzuki-music.co.jp 
(サイト内の製品情報をご覧ください)
お問い合わせ: 03-5204-3130(東京支店)

例会概要・講師プロフィール
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例会概要
部屋の片隅に眠る打楽器を目覚まさせ、呼びかける。それは楽器と対話するこちら側の準備が満ち足りること。何より自身の耳、手、指が目覚めること。
A:スズキ楽器アトリエから
幼児が使う楽器を探りながら、その活用方法を広げる工夫を紹介します。オンラインという方式での講座ではあっても、「仲間と一緒に使って楽しむ楽器」という観点で会場に立ち会う人とコミュニケーションをとりながら進めます。
B:新谷の練習室から
あらかじめ録画した内容に補足を入れながら、ちょっとした奏法のコツ、音探しに役立つ基本的な腕運動の紹介なども取り入れます。
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講師プロフィール
新谷 祥子 氏
打楽器による音楽教育の現場や、専門講座など多数。
ボディパーカッションや廃品を使った曲が高校音楽の教科書に紹介されている。
演奏家としては創作活動として演劇、朗読劇の音楽制作、自作の詞曲による弾き歌いアルバム制作やライブ活動、美術家とのサウンドインスタレーション、また文化庁の事業文化芸術による子どもの育成プログラムの派遣講師などを長年継続している。
初の翻訳絵本「こうじの絵本、たてる」(福音館書店)が、全国読書感想画コンクールの指定図書に選ばれる。ミシガン大学修士課程卒業。青森県文化賞受賞。
国立音楽大学、東京家政大学非常勤講師。
公式サイト:
https://www.shokoaraya.com/