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2018年9月16日(日)東京家政大学
研究大会+第141回例会
平成30年9月16日(日)東京家政大学 4号館1階リズム遊戯室にて研究大会と第141回例会が開催されました。研究発表・対談・例回の内容は2018年11月頃に発行される機関誌に掲載されます。

研究大会〜研究発表+特別対談

《研究発表》吉川和希・水﨑誠 / 児嶋輝美、《特別対談》小林美実×繁下和雄


♪ 研究発表
吉川和希 氏(元・東京学芸大学附属幼稚園)・水﨑誠 氏(東京学芸大学)
 遊びや生活が育む幼児の音楽表現
  『めっきらもっきらどおんどん』の世界で遊ぶ
児嶋輝美 氏(徳島文理大学)
 『保育書にみる乳幼児の音楽表現の姿』


♪ 特別対談 『幼児音楽研究会の歩み』
初代会長・小林美実(宝仙学園短期大学名誉教授)× 2代目会長・繁下和雄(国立音楽大学名誉教授)
司会:細田淳子氏(東京家政大学)

繁下会長と小林前会長による対談では、あそび歌の歴史と意味、そして幼音研の発足に至った黎明期ならではの秘話を語っていただきました。
今でこそ、幼児教育において「遊び」が重要視され、多くのあそび歌作家が誕生する土壌が育っていますが、それは戦前からの日本の古い教育体制と衝突を繰り返し、絶えず闘ってこられた繁下会長、小林前会長、さらに湯浅とんぼ氏や、後藤田純生氏(故人)ら、その土台を築いてこられた先人の歴史があってこそ、ということが、あらためて実感されました。
途中、「とんでったバナナ」の作詞者でもあり、幼児音楽研究会・顧問の片岡煇氏(東京家政大学 前学長)の談話も交え、たいへん貴重な時間となりました。

第141回例会「レッジョ・エミリアの保育と日本」

講師:太田素子 氏


第141回例回では、太田素子氏(和光大学)をお招きし、「レッジョ・エミリア保育と日本」というテーマでお話していただきました。

写真をクリックすると、ほかの写真もご覧になれます。
異文化の保育を取り入れるにあたり、自国の保育の歴史をみつめるということで、太田氏の研究テーマの一つである“江戸時代の子育てについて”から始まり、世界各国の保育に関するデータの紹介などをしていただき、日本の保育を客観的に見つめ直すことができました。
中盤では、本題であるスウェーデンのレッジョ・アプローチの取り入れ方などを、画像を交え大変わかりやすく紹介していただきました。
最後は江戸時代の子育てに関する浮世絵を紹介。和やかな雰囲気の中、例回が終了しました。
■ 講師プロフィール
太田素子 氏
1948年 東京生まれ. お茶の水女子大学大学院修士課程修了、教育史・保育学専攻。湘北短期大学などを経て、2007年度より和光大学に着任。2015年度より幼児教育史学会会長。

最近のおもな著書・論文
『近世の「家」と家族──子育てをめぐる社会史』(角川叢書 2011年)
『保育と家庭教育の誕生 :1890-1930』浅井幸子氏との共編著(藤原書店 2012年)
『戦後幼児教育・保育実践記録集 全Ⅲ期・全29巻』監修(日本図書センター 2014年5月)
『江戸の親子──父親が子どもを育てた時代』(吉川弘文館 2017年7月)(中公新書 1994年)
『レッジョ・インスピレーションとスウェーデンの幼児教育』『和光大学現代人間学部紀要』10号(2017年3月)
※著書『江戸の親子』は日本保育学会保育学文献賞受賞(1994年)
※著書『子宝と子返し』(藤原書店)は角川財団学芸賞、河上肇賞奨励賞受賞(2007年)