Home
schedule
schedule
rijikai

mail
報告 過去の例会・大会報告
2009年11月15日(日)東京家政大学
第106回
小さなコミュニティをつくる
平成21年11月15日 穏やかな秋晴れの日曜日、東京家政大学にて井上勢津先生による第106回例会が開催されました。 詳しくは、幼児音楽研究会機関誌2010年春号をご覧ください。
写真をクリックすると、ほかの写真もご覧になれます。
♪ 小さなコミュニティをつくる〜「0歳児とパパ、ママのミュージックサークル」を通して見えてきたこと〜
■講師:井上勢津 先生
  ノルウェー政府認定音楽療法士

前半はノルウェーで行われている、コミュニティーミュージックセラピーのシステム、理念に関しての貴重な講義が行われました。この内容は『文化中心音楽療法(音楽之友社)』に詳しく載っています。

中盤からは、先生の音楽活動である『0歳児とパパとママのためのミュージックサークル』の概要、そして、実際に使用している楽器や歌の紹介の後に、活動の様子を撮影した貴重なビデオを見せていただきました。

井上先生が主催していらっしゃる、0歳の赤ちゃんとそのお父さんお母さんを対象に行われているミュージックサークルでは、8回を一期とし、一期の間、毎回同じプログラムを実施しています。同じ内容を1年間繰り返す中で、赤ちゃんが安定した成長を遂げていく様子、また赤ちゃんとのコミュニケーションをを軸に、お母さんお父さんにもつながりが生まれ、成長していく様子が伝わってきました。

 
写真をクリックすると、ほかの写真もご覧になれます。  
サークルで使っている基本的な楽器は、『エッグマラカス』『タンバリン』『太鼓とバチ』『グロッケン』『クラベス』『タテブエ』。どれも小さいながら本物の美しい響きで赤ちゃんを魅了します。
赤ちゃんが奏でた音を、「すてきな音ね」「面白い音を見つけたね」と一緒に感じ、優しい歌で語りかけながらも、お母さんの赤ちゃんへの関わり方もしっかりと観察する井上先生のセンサーは素晴らしかったです。

最後は、ビデオに使われていた曲と、ノルウェーの子どもの歌の楽譜が配られ、皆で合唱。
井上先生のとてもすてきな声と穏やかな語りに、参加者は先生の世界にすっかり
包まれ心がポカポカになりました。

■井上勢津氏プロフィール
学習院大学文学部哲学科卒業。
東京音楽大学を経て、ノルウェー国立音楽大学に留学。
その後、ソグン・フィヨルダーネ大学音楽療法コース修了。
現在、ノルウェー政府認定音楽療法士として日本で活動をするとともに、日本とノルウェーでさまざまな音楽プロジェクトにかかわっている。
東邦大学、東京音楽大学非常勤講師。

●著書
訳書に「わたしだって、できるもん!」(新評論、2009 年)、共訳書に「文化中心音楽療法」(音楽之友社、2008年)